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明治維新期において「一般意志」はどこに見出されうるか――橋川文三『ナショナリズム』『西郷隆盛紀行』

『Hapax,6,破壊』所収の友常勉の「よりより<生>とアジア主義」に、1960年代後半の山谷の暴動を、アジア主義というタイトル内の言葉にあるように、近現代日本史の一視覚と絡めながら、論じたものである。

 

暴動と蜂起にかかわる議論においてアジア主義を参照する理由は、東アジアの地政学的な時間と空間んという準拠枠に位置付けられた近現代日本において、それが蜂起と革命の倫理的真理を規定する条件だからである。(同書、173頁)

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